大施餓鬼法要が勤まりました。

先月3月21日、春のお彼岸の中日に大施餓鬼(だいせがき)法要をお勤めいたしました。

施餓鬼法要とは

 生前の強欲や嫉妬などの行いの報いとして、飲食のままならない、常に飢えに苦しむ世界(餓鬼道)に落ちた衆生に飲食(おんじき)を施して救い、その功徳を先祖供養のために振り向ける法要です。一般に「おせがき」とも呼ばれます。修める時期に定めはありませんが、多くの地域ではお盆前後に勤められており、この場合はとくに「盆施餓鬼」とも呼ばれます。

 『救抜焔口餓鬼陀羅尼経(くばつえんくがきだらにきょう)』には、次のように由来が記されています。

 お釈迦さまの弟子である阿難尊者の前に焔口という名の餓鬼が現れ「お前の命はあと三日だ。生きながらえたければ全てのガキに食べ物や飲み物を施せ」と告げられます。驚き慌てる阿難尊者にお釈迦さまは、少量のお供えでも無限に変じる陀羅尼(経文の一種)とその作法を授けました。そのとおりに餓鬼に供養したことで、阿難尊者は命を長らえ、餓鬼たちも苦しみから脱することができたと説かれています。

餓鬼とは

 物惜しみや嫉妬などの行いの報いとして、飲むこと食べることが自由にならない、飢えに苦しむ世界に落ちてしまった衆生(生命)のことです。

 喉が針のように細く、食べ物が喉を通らないといいます。また飲食を口にしようとすると、口から火が出て、食べ物を焦がし、水も蒸発してしまう。にもかかわらず食欲はあるため、常に喉が渇き腹を空かせているのが餓鬼といわれる存在です。

今回の大施餓鬼法要の様子を下の写真でご覧ください。少しでも雰囲気が伝わればと思います。

法要には、島原市内の浄土宗寺院2ヶ寺の僧侶の方々にもお越しいただき、厳粛な雰囲気のもと行われます。

前回の施餓鬼法要から参詣者の皆様に施餓鬼用の経本をお配りして、一緒に読経してお勤めいたしております。

上の写真の左側に施餓鬼棚を設けて、餓鬼に施す作法をいたします。一番左側には施餓鬼供養に申し込まれた施主様のお位牌をお祀りして、先立たれたご家族ご先祖様をご供養いたします。

快光院の過去帳(寺院開山当初からのご往生された檀信徒の記録)を焼香の煙に薫じている様子です。

『阿弥陀経』というお経を歩きながら読経する行道を行なっている様子です。

法要の中で、施餓鬼供養に申し込まれた施主のお名前が呼ばれた際には、参詣の施主様にご焼香してご供養いただいております。

快光院の法要の中では最長の法要になりますが、今回も無事に滞りなく勤めることができました。

願わくば、より多くの方にもお越しいただき一緒にお勤めご供養いただければありがたいです。

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